グローバルな視点でサービスを創造

浅田和則 社長 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)グループのITソリューション事業を束ねるキヤノンMJアイティグループホールディングスは、グローバルな視点でサービスを創造することを加速していく。日本をはじめ世界の産業構造がますますグローバル化していくなかで、ITソリューション事業はグローバルな視点でのビジネスが欠かせない。
キヤノンMJグループの中期経営計画の柱の一つである「Beyond JAPAN」では、日本を軸に国内の枠を飛び越えていくことをスローガンとして、グローバル化を急ピッチで進めている。とくにITソリューション事業では、米ニューヨーク、中国上海の拠点に加え、2012年にタイ・バンコク、フィリピンの2拠点を新たに開設した。上海の近くの蘇州の開発センターの拡充も進めており、アジアの成長市場を中心とするグローバルITサポート網を拡充することができたと自負している。売上高全体に占めるグローバル関連ビジネスを指す「Beyond JAPAN比率」を早い段階で10%に高めていく。
国内では、2300ラック規模の大型で最新鋭の西東京データセンターを2012年10月に全面開業し、当社独自のクラウド基盤「SOLTAGE」の開発も急ピッチで進めている。富士への登山にたとえれば、やっと五合目にたどり着いたという感じではあるが、その分、伸びしろも大きい。クラウド関連ビジネスを倍増にする勢いで取り組む。