年頭所感

【2013年 年頭所感】 東京エレクトロン デバイス

2013/01/17 20:40

週刊BCN 2013年01月14日vol.1464掲載

プラスα

栗木康幸 社長
 「ビッグデータ」を重点項目に掲げるEMCジャパンの販売会社として、当社はストレージを中心にするビッグデータ関連製品の展開に力を注いでいる。現在、主にスケールアウト型NASの販売を手がけているが、2013年度には、オブジェクトストレージの分野に参入する。

 オブジェクトストレージとは、データ本体にメタデータといわれる付加情報を付け加えて保存管理することができるもので、非構造化データを取り扱うためのキー技術になると捉えている。2013年は、オブジェクトストレージをはじめ、既存ビジネスに「プラスα」の価値をつけて、他社との差異化を図りたい。

 EMCジャパンの製品に加え、当社にとって重要な商材となるのは、F5ネットワークスジャパンのロードバランサ(負荷分散装置)だ。最近、重要な提案先である通信キャリアが設備投資を一時的に控えている状況にあって、F5製品の販売は横ばいで推移している。しかし、2013年は、投資が活発化することを見込んでおり、ロードバランサ事業で2ケタの伸びを期待している。

 F5ネットワークスジャパンは、ロードバランサにファイアウォールなどの機能を統合し、セキュリティ製品としての展開に取り組んでいる。当社はその取り組みを受けて、ロードバランサに私どものセキュリティに関するノウハウを追加し、システムインテグレータに向けたセキュリティソリューションとして販売していきたい。
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外部リンク

東京エレクトロン デバイス=http://www.teldevice.co.jp/