年頭所感

【2013年 年頭所感】 NTTコムウェア

2013/01/24 20:40

週刊BCN 2013年01月21日vol.1465掲載

提案型を強化

海野忍 社長
 私は、2012年6月にNTTコムウェアの社長に就任した。就任の直後に、各事業部の部長などを集めて合宿を開き、各自の意見を取り入れながら、当社の10年後の姿を描くことに取り組んできた。今後の10年で、NTTグループ外向けの事業を強化し、海外ビジネスも立ち上げることによって、売り上げの規模を現在の約2000億円から、およそ3500億円に引き上げたいと考えている。

 2012年は、業績が大きく伸びることも落ちることもなく、ビジネスは淡々と進捗した。ひと言でいえば、大きな失敗はなかったということだ。当社が力を入れているデータセンター(DC)事業を強化し、地方に置いているDCの一つで、センター内のエネルギー効率を表す指標であるPUE値を、1.02と非常にすぐれたレベルに下げることに成功した。2013年も、DCのグリーン化を推進し、この事業を強化していきたい。

 DCを基盤とするクラウドサービスの展開は、地方にも多い中堅・中小企業(SMB)を獲得するためのチャンスにもなると捉えている。当社は現時点でまだSMB事業の規模が小さいが、10年のスパンで、クラウドを商材としてSMB/地方市場の開拓に取り組んでいく。

 これから、グループ内向けにしてもグループ外向けにしても、提案型の営業が重要になるとみている。社員の育成に力を入れ、提案型に強い営業部隊を立ち上げたいと考えている。
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外部リンク

NTTコムウェア=http://www.nttcom.co.jp/