絆──現場を中心として

杉本迪雄 社長
 2011年の前半は、東日本大震災のインパクトが強かった。当社は、震災の発生直後から、NTTグループの一員として、被災地での通信・通話インフラの復旧に携わり、復旧支援に力を注いだ。

 私どもは、3年ほど前から、サービス中心型の事業モデルを目指し、構造改革に取り組んでいるところだ。その一環として、2011年は、08年度に開始したエンタープライズ向けクラウドサービス「SmartCloud(スマートクラウド)」の強化に取り組んできた。システムのバックアップの需要拡大に対応するために、11年9月、「SmartCloud」の基盤となるデータセンター(DC)の主要拠点として、東京、埼玉、大阪、京都の既存4拠点に加え、長野県と北海道のDCを新たに追加した。さらに、同年11月には、省電力・排熱式DCの実証試験を開始し、今後、DCの「グリーン化」に継続的に取り組む方針だ。

 事業拡大に向けた施策として、人員リソースをクラウド事業に移すことを推進しているところだ。当社は、現場のエンジニアをはじめとして、人と人の間の絆を大切にしている。2012年は、NTTコムウェアのコンサルテーション力を養っていくために、絆をキーワードとして、NTTグループ内にあるコンサルティングファームと密に連携し、相互補完する共同ビジネスを目指していきたい。