石川享 社長
 新たな展開として、2013年12月にクラウドやBPOサービスを手がける新会社「富士通システムズアプリケーション&サポート」を設立した。中小企業向けに、クラウドサービス事業を推進するのが目的で、富士通システムズ・イースト(FEAST)の既存事業とはビジネスモデルが異なるので、思い切って独立させた。2014年は、この新会社を中心に、複数のクラウドをつくり、それらを組み合わせたクラウドソリューションをつくる年になる。その意味で、2014年のキーワードは「統合型クラウドサービス」の推進とする。

 クラウドとともに、もう一つの強化事業に据えるのが、海外ビジネスだ。2012年4月、私が社長に就任した時期から海外市場には積極的に挑戦している。予想通り、アジアに進出する日本のユーザー企業は多く、現地のITシステムを構築・運用してほしいというニーズは旺盛だ。FEASTの海外事業の売上高は、2013年度(14年3月期)で70億円に達する見込み。15年度には150億円にする計画なので、2014年度は最低でも100億円は超えたいと考えている。

 そのためには、日系企業だけでなく、現地の企業を対象とするビジネスを伸ばす必要がある。新会社で企画・開発したクラウドは、日本の中小企業だけでなく、海外の成長企業にもマッチするソリューションに仕立てる。統合型クラウドサービスで、日本の中小企業だけでなく、現地資本の企業にもアプローチし、海外市場を深耕する。