年頭所感

【2014年 年頭所感】 電通国際情報サービス

2014/01/16 20:40

週刊BCN 2014年01月13日vol.1513掲載

釜井節生 社長
 2013年度(14年3月期)は、中期経営計画「ISID Open Innovation 2013 ~価値協創~」の仕上げの年として、当社が力を注いでいる金融、製造などの各事業領域で新たな価値を創出してきた。

 金融分野では、地方が疲弊している状況を打破するために、地域金融機関向けの新たなソリューションとして、13年5月に融資・営業プロセス改革を支援するサービス「BANK・R 4s」を、8月には地域金融機関の中小企業支援をサポートするサービス基盤「VCFプラットフォーム」を発売した。製造業の分野では、構想設計支援システム「iQUAVIS」の最新版で、自動車業界で注目されているプロセス改善手法「モデルベース開発(MBD)」に対応する機能を拡充し、グローバル競争力の強化を支援している。

 さらに新規事業では、大型複合施設のグランフロント大阪にコミュニケーション・プラットフォームを納入したノウハウを生かして、街と人をつなぐO2Oソリューション「+fooop! connect」を開発した。11月に提供を開始し、スマートシティ化などの地域の再生に役立てようとしている。

 14年に掲げる「飛躍に向けた実現力」は、「価値協創」をもとに創り出してきた新たな価値を、実際に顧客に届けていくという意味だ。少子高齢化が進み、課題先進国といわれる日本の社会と企業の再生に貢献していきたい。また、20年に東京五輪が開催されることを受けて、親会社の電通と連携したビジネスが拡大することにも期待している。
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外部リンク

電通国際情報サービス=http://www.isid.co.jp/