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<中国・ASEANで儲ける――現地でヒットする商材・ダメな商材>第27回 キーコンポーネントを軸に
2014/04/17 20:29
週刊BCN 2014年04月14日vol.1526掲載
NECグループの強みは、競争力のあるキーコンポーネントをもっていることと、こうしたコンポーネントを組み込んだシステム開発にある。これは海外でも同様で、例えば中国では、長年、日本向けのオフショアソフト開発で培ってきた開発力と、NEC独自のキーコンポーネントの組み合わせが、ライバル他社との大きな差異化点になっている。
売れ筋商材の地歩を固める
中国・北京に本社を置くNEC卓越軟件科技(NEC-AS)は、ミドルウェアの開発実績が豊富なNECグループの中国法人だが、同社が注目しているキーコンポーネントは、NECが開発する顔検出/顔照合ソフトウェアエンジンの「NeoFace」だ。NEC-ASの森正総経理は、「顔認証系のエンジンでは、世界最高水準の精度」と自負しており、こうしたエンジンを軸に、情報セキュリティ管理からエンターテインメントまで幅広い分野での“売れ筋商材”のポジションを一段と強めていく考えを示す。
NEC-ASは、中国の情報サービス産業の発展に貢献し、また、近年、中国政府が重視している「知的財産を所有したソフトウェア開発」をリードするなどしているベンダーに与えられる「国家重点ソフトウェア企業」に認定されている。外資系では数少ない認定ベンダーの1社であり、単なる受託ソフト開発ではなく、自社でソフトウェアの知財をもちながら、中国の情報サービス業の振興に役立つベンダーとして評価されているのだ。NEC-ASはこうした実績をテコにビジネスを伸ばしていく方針だ。(安藤章司)
NECグループの強みは、競争力のあるキーコンポーネントをもっていることと、こうしたコンポーネントを組み込んだシステム開発にある。これは海外でも同様で、例えば中国では、長年、日本向けのオフショアソフト開発で培ってきた開発力と、NEC独自のキーコンポーネントの組み合わせが、ライバル他社との大きな差異化点になっている。
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