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<中国・ASEANで儲ける――現地でヒットする商材・ダメな商材>第34回 ヒット商材のつくり方
2014/06/12 20:29
週刊BCN 2014年06月09日vol.1533掲載
海外でヒット商材を生み出そうとするなら、それなりの仕掛けが必要になる。ヒット商材につながる道筋は、MicrosoftやSAP、Salesforceのように世界市場を前提にビジネスを展開して勝ち残る方式と、国・地域や業種・業態に特化してシェアを伸ばす方式の大きく二つに分かれる。
地域や業種への密着に活路 残念ながら国内ITベンダーは、ごく一部を除いて、世界的なデファクトスタンダードになるような商材を開発することができていない。SAPやAmazon Web Services(AWS)、FacebookやLINEなどのソーシャルに至るまで、欧米や韓国に先を越されている状況の下、日本のITベンダーは国・地域や業種・業態に特化した「どぶ板」戦略で少しずつではあるが着実に成果を出しつつある。 ここ数回にわたってレポートしてきた日立システムズの中国市場での介護福祉やリース業向けシステム商材は、文字通り国・地域と業種・業態に密着してきた成果だ。ソフト開発のプロシップは、主力の資産管理システム「ProPlus」シリーズを世界28か国・地域に展開中だが、「地場市場のニーズに密着した展開」を重視する。開発拠点も今は東京と中国・大連だけだが、旺盛な需要が期待できるASEANや中南米での開発体制の強化を視野に入れているほどだ。 ソフトウェア開発では独創的な発想が欠かせないといわれるが、地域や業種で地道な改善を行うほうが、日本のITベンダーの強みを生かすことができる可能性が高い。(安藤章司)
海外でヒット商材を生み出そうとするなら、それなりの仕掛けが必要になる。ヒット商材につながる道筋は、MicrosoftやSAP、Salesforceのように世界市場を前提にビジネスを展開して勝ち残る方式と、国・地域や業種・業態に特化してシェアを伸ばす方式の大きく二つに分かれる。
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