情報漏えい対策は、よく話題になる「標的型攻撃」など外部からの攻撃だけでなく、企業内部のリスクも考慮する必要があります。今回は、故意による内部情報漏えいを防ぐセキュリティサービス「BE BARRIER」を提供するコーデセブンに行ってきました。
Company Data会社名 コーデセブン
所在地 東京都渋谷区
設立 2013年10月3日
事業概要 BE BARRIER事業、iCoorde事業、IoTコンサルティング、IoTセミナーなど
URL:http://coorde7.com/ どんな会社なの?
河合成樹
Co-founder/CEOコアメンバー2人でセキュリティ分野に取り組むスタートアップです
営業担当の河合成樹CEO、技術担当でIoTについての専門的な知識が豊富な伊本貴士CTOの2人をコアメンバーとする会社です。それぞれの強みを生かして、独自開発の内部情報漏えい、不審者の侵入などを防止するセキュリティサービスのBE BARRIER事業を推し進めています。
何が新しいの?無線電波を発する機器を検出して可視化します。
BE BARRIERでは、PC、スマートフォンをはじめとしたあらゆる電子機器の無線電波を検知して、その出現時間や回数、位置情報、電波強度などを分析して可視化。特定エリアへの電子機器の持ち込みや持ち出し管理、不審者の接近検知などに活用することができます。また、セキュリティポリシーやアラート機能の適用によって、柔軟なデバイスの設定管理が可能です。

BE BARRIER
どんなビジネスモデルなの?月額料金制を想定しています。
現在は検証段階のためビジネスモデルは確立していませんが、将来的には月額料金制で、BE BARRIERの端末はレンタルでユーザーに提供し、データ分析/運用やシステムの管理画面はクラウド上で提供することを予定しています。顧客の要望に合わせて端末の性能や管理画面のカスタマイズも可能です。
今後の方向性は?BtoCへの展開や、海外進出を目指しています。
“防犯”という観点から、コンシューマ向けにも利用できるデバイスやスマートフォンアプリの開発・提供を目指しています。また、将来的には北米をはじめとした海外展開も視野に入れています。
よろしくコーデセブン
BE BARRIERはもともと、頻発する個人情報漏えい事件や、その被害コストの大きさを背景に生み出されました。「電波を発している端末の動きをセンサで把握し、セキュリティに応用するサービスを提供している企業は他にないだろう」(河合成樹Co-founder/CEO)と、特許も出願済みで自信をみせています。
企業理念は「みんないい人に」。目指すビジョンは「世界の犯罪を減少させる」ことであり、BE BARRIERで不正な電波をキャッチして早急に対処することで犯罪の発生を抑止し、人に不正を働かせないことが企業理念に結びつきます。コーデセブンは「BE BARRIER」でイッポ前へ!