デジタル領域が、かつてないほど広がってきている。この分野では一歩も二歩も進んでいると自負しており、トレンドをしっかりキャッチアップして、強みをさらに強くしていく。
羅本礼二
社長
ロボット、自動化ソリューションの事業が軌道に乗ってきた。売上規模はまだ小さいが、中堅・中小企業の工場などでロボットが活用されるようになったことで、今年は本格化しそうだ。かつてのダウンサイジングが進んだ時代と似たムードを感じている。労働人口の減少にも貢献できるなど、期待も大きい。ロボット分野は、一気に動くのではないか。
新たな事業の柱として、センサを活用したIoTソリューションにも注力している。IoTソリューションの専任部門を用意したことで提案体制が整った。この市場も、動き出し始めていると実感している。当社はデバイスをもっている強みを生かし、システム開発を含むトータルでIoTソリューション案件を獲得していく。IoTで集めたデータの先には、ビッグデータ解析、AIへとつながっていくため、大きな可能性がある。
そして、環境エネルギーソリューション。漁港の設備におけるエネルギー活用の最適化などに取り組んでいる。この仕組みは、工場や店舗などへの横展開も推進している。
デジタル領域への取り組みにおいては、当社の強みであるICT事業やデバイス事業のノウハウを十分に生かすことができる。強みにさらに磨きをかけて、市場ニーズに応えていく。