創業20周年を迎える2017年を基点に、10年間の長期計画を作成した。SI一辺倒では成長できないのは明らかであり、NTTグループの中核企業として、ICTで社会を変えるビジネスインテグレータになるべく変革を進めていく。これまで培ってきたSIの技術力やノウハウをベースにしつつも、単に受託開発に従事するSIerではなく、NTTグループ内外企業のビジネスパートナーになることが重要だと考えている。
具体的には、NTTグループ内外企業との新しいコラボレーションビジネスの創出に向けて、主導的な役割を果たしていく。例えば、ソリューションのメーカー的役割を担い、B2B2xビジネスの先端に立つ「トップB」として、独自開発したアプリケーションなど当社の自社製品を他の企業のサービスに組み込んで最終顧客に提供してもらうという事例が出てきている。
一方で、NTTグループの商材と他社商材を組み合わせて、新しいビジネスモデルの検討とそのためのシステム構築を当社が手がけるという、B2B2xの「ミドルB」を担う事例も出てきた。こうしたモデルを拡大することが、大きな成長につながるはずだ。また、インテグレーション、マイグレーション、オペレーションのコアコンピタンスの強化も同時に進める。
16年度上半期の業績は堅調。このままでいけば2期連続の増収増益になる。20周年を新しいスタートの第一歩としたい。