年頭所感

NTTデータ 風をとらえて飛躍する年

2021/01/08 09:00

週刊BCN 2021年01月04日vol.1856掲載

 世界規模の行動変容によって、事業環境は強い風が吹き荒れている。旅行業をはじめコロナ禍で打撃を受けている業界があるなか、経営者としてはこの風をうまくとらえて事業を伸ばしていかなければならない。こうした思いを込めて、2021年を表すキーワードは「風をとらえて飛躍する年」とした。

本間 洋 社長

 社会や生活様式の変化への対応、ユーザーの経営課題を解決するための中核となる強みや技術を、組織や事業会社の壁を越えて世界規模で集約。さらには、ユーザーと新しい価値を創り出す取り組みも加速させる。ユーザーと当社がともに智恵を出し合い、これまでになかった価値を新しくつくるところまで一段と踏み込んでいく。新しいビジネスを創造するスキルをもった人材の育成、チームの在り方を探求し、「実力、活力、魅力」のある組織に磨きをかける。

 また、グローバル市場におけるNTTグループの経営戦略の一翼を担うよう、英国に本社を置くNTTリミテッドなど主要事業会社との連携をより深める。通信ネットワークやデータセンター、アプリケーション、サービスをワンストップで求めるユーザー需要に応えたり、スマートシティなど国家規模の巨大プロジェクトで存在感を高める上でもNTTグループ連携は欠かせない。

 大きな災厄をもたらしたコロナ禍だが、一方でデジタル化、オンライン化を加速させた側面もある。この変革への動きを決して元に戻してはならないし、より一層推し進めていくことが当社の役割でもあると感じている。
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外部リンク

NTTデータ=https://www.nttdata.com/jp/ja/