ソースネクストのナスダック・ジャパン上場が決まった。上場日は2月18日。主幹事はネット証券会社のマネックス証券などが務める。

　マネックス証券にとって主幹事は今回が初めて。松本大社長は、「外資系証券会社が何年もかかってもなかなか取れなかった主幹事であり、感無量」と感慨深げだ。

　主幹事を記念し同社では1月19、20の両日、東京・秋葉原の「ラオックス ザ・コンピュータ館」で「マネックス証券口座開設キャンペーン」を実施。全社員約50人が入れ替わり、立ち替わり、ザ・コンピュータ館に駆けつけ、常時10人前後が店頭に立ってPRに努めた。配布したビラの数は実に5000－6000枚。この結果、両日で50件を超える新規口座開設の申し込みがあったそうだ。

　当のソースネクストに対する市場の評価は、「まだ仮条件が決定してないので何とも言えない」というのが実情ながらも、関係者の間では「最近力が入っているウイルス対策関連のビジネスが業績に寄与する」との見方がある一方で、「すでに企業規模として大きくなり過ぎており、さらに成長が期待できるかどうかは未知数」との声も。

　いずれにせよ、仮条件が決まる1月29日を境にソースネクストへのアナリスト取材・分析が活発化するのは確か。さて、初値はいくらか。