インフルエンザが猛威を振るっている日本列島。その隙間で花粉症が存在をアピールし始めました。

　これまでもこれからも“流行”にハマらない女だから、シャネルもヴィトンも関係なし。プラダのリュックだけは丈夫で使い勝手がいいから愛用してるけどね。

　もちろん流行のヤマイだって無視していた。周りがゴホゴホやってもうつる気配は皆無。ウイルス・サイドも私を無視って感じ。

　ところが今日、ラジオの生放送中に突然クシャミを連発。

　もうダメってくらい我慢し続けCMまであと数秒という時です。ムズムズが爆発してそれは元気な「ハーックション！」をまず1回。

　「あれ？誰かクシャミしました？」とごまかしたものの再び鼻がくすぐったくなって3回連続。

　こうなったら「ごめんなさい。花粉に犯されました」と謝ってコマーシャル。

　いくら出もの腫れもの所構わずとはいえ、ヤダなぁ。緊張感が足りないと反省。

　たまにTVの司会者やゲストがクシャミしているのを目撃すると「チッ、プロじゃないねぇ。番組を舐めてる」などと文句タラタラだったけど、いざそれが自分に降り掛かるとは、やっぱり明日は我が身の災難＆ハプニングです。

　そうそう、昔から十人十色とか十人十腹と言われるように、人はそれぞれ姿形も違うし考えも好みもいろいろ。

　クシャミもそれはさまざまなパターンがある…って気がついてますよね。実は本番終了後。試写室や電車の中で観察してみました。

　その結果、私のように一字一句（？）大きくはっきり出すタイプ、「ハッキョ」と可愛くする人、「グフッ」とか「ブファッ！」「ッキュシュッ」みたいなオリジナルも。中には咳のような音だけ、「はぁ～っくしょい…っと」と、最後に“と”をつけたり、“はぁ～”のため息入りも。

　人間って面白い。ひょっとして私も誰かにチェックされてた？


［襟川クロ］
年間600本もの新作映画を制覇する元気印の映画パーソナリティ。BAY-FM「アクティブ・ウィークエンド」、COMING SOON TV「クロのムービーデリバリー」ほかに出演中。新聞、雑誌の連載から映画インタビュー、MCまでオールマイティにカバーする。