北海道地区で初のBCN AWARD受賞企業となったアジェンダ（松井文也社長）とデータクラフト（高橋昭憲社長）の快挙を祝い、記念祝賀会がこのほど札幌市内で開かれた。青木由直・北海道大学大学院教授の掛け声のもと、地元の産学官関係者約80人が参集。“サッポロバレー”の結束力の強さを見せつけた。

　そのサッポロバレーでいま、産学官が一体となっての「eシルクロード構想」が着々と花開きつつある。札幌、ソウル、瀋陽、西安、上海、深、シンガポールなど、IT革命が進行するアジアの各都市が交流・連係し、革新的で創造的なIT都市モデルを目指そうという構想で、推進委員会の名誉委員長は上田文雄札幌市長が務める。

　2月26、27の両日には札幌で「e－Silkroad2004コンベンション」が開催される予定になっており、韓国・太田（テジョン）市の市長をはじめ、各都市の企業・行政関係者が参加・出展する。これにより「サッポロバレーの国際性がさらに広がる」とは青木・北大大学院教授。真冬の札幌がいま熱い。