開店当初からひいきに

　和洋酒菜「アシャール」は、音声認識システムやホスティングを手掛けるドクターシュミットの田中忠直代表取締役が開店当初から応援してきた店だ。

　「アシャール」とはフランス語で、「惣菜」を意味する。同社が入居する大阪のオフィスビルに店を構えたのが、田中氏がひいきにするきっかけだった。

　「店主の中川竜夫さんは、脱サラして店を始めた人。とても苦労してきたと思う」。中川さんは開店当初、酒類の仕入れ方を知らなかったそうだ。お客が自由に思い思いの酒を店に持ち込めるようにしたのは、田中氏のアドバイスがあってのことだった。

　現在、アシャールは内本町から釣鐘町に店舗を移して営業している。「この店のお奨めなんてものはない」。田中氏は、いつも“おまかせ”を注文し、当日仕入れた新鮮な食材を活かした料理に舌鼓を打つ。カウンターから店主が調理している姿が眺められるのも魅力の一つ。カウンター越しに店主とのコミュニケーションを楽しむことができる。田中氏は、カウンター席に陣取るという。

　毎回、締めには少量のカレーを頼むのだとか。シンプルだが、ピリッと辛みが利いており、クセになるそうである。



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