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<ニュースその後を検証>セキュアブレイン フィッシング対策ソフトを来春投入

2010/07/29 19:47

週刊BCN 2010年07月26日vol.1343掲載

●2004年11月15日 vol.1064 8面にて報道
セキュアブレイン フィッシング対策ソフトを来春投入

 いまでは一般的となった「フィッシング対策ソフトウェア」。金融機関などの正規サイトを装って暗証番号やクレジットカード番号を盗み取る詐欺行為(フィッシング)を防ぐソフトだ。EC(電子商取引)サイトやWeb課金などWebサービス利用が“黎明期”の頃、対策ソフトがさまざまなメーカーから登場した。

 本紙記者は海外で普及し始めた対策ソフトの動向を踏まえ、セキュリティメーカーの取材を行った。そのなかで出てきた特報が「週刊BCN」(2004年11月15日号)で掲載したシマンテック社長を経て起業した成田明彦社長兼CEO率いるセキュアブレインが、“日の丸ソフト”としては初のフィッシング対策ソフトを開発・販売を開始したという記事だ。

 同社はこの3年後に、対策ソフトで5億円の売り上げを目指すと明言。しかも、成田社長兼CEOは「ワールドワイドで販売したい」と、大きな展望をもっていた。その1年後、多くのセキュリティメーカーから、対策ソフトが相次ぎリリースされた。

 世界に羽ばたけているかどうかは確認がとれていないが、現在、セキュアブレインは黒字化を果たしている。(谷畑良胤)
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