近年、中堅・中小企業(SMB)市場の覇権をめぐって、ERPベンダーの競争が激化しています。
SMB向けERPがよりどりみどりの状況から、担ぎ手であるSIerは売れる商材への絞り込みに着手しようとしています。
大企業向けERPで高い市場シェアをもち、SMB市場の開拓に意欲的に取り組んできたSAPジャパンは、パートナーに向けた支援体制の強化や提案活動の幅を広げるソリューションメニューの拡充など、拡販施策を打ち出しました。日本での総売上高に占めるSMBの売り上げ比率を、2~3年のうちに、現在の20%から30%にまで引き上げる方針を掲げています。
近いうちにパートナー制度の大きな変更にも着手し、さらにSMB向けビジネスの成長を加速させるようです。(信澤健太)
【記事はこちら】
<解剖!メーカー流通網>SAPジャパン パートナー戦略を強力に推進 SMB市場攻略に本腰メールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.8.17」より