市場が伸びている一つに、遠隔会議システムがあります。世界不況の影響が猛威をふるった2009年、コスト削減のために、多くの企業は出張費を抑えにかかりました。とくに拠点の多い企業は、出張費の削減に向けて、本社などでの定期的な会議をなくそうと考えました。ただ、幹部は拠点の状況も把握しておかなければならない。そこで目を付けたのが、遠隔会議システムです。ROI(投資対効果)を視野に入れ、昨年は、システムの導入が相次ぎました。
今年に入って、昨年に比べれば市場の先行き不透明感は薄れ、企業が次のステップを踏もうとしている、との声をよく聞きます。遠隔会議の関連メーカーも、次のステージに入ろうとしています。国内市場でトップシェアを維持するポリコムジャパンは、事業拡大を図るため、商流を広げることに躍起になっています。柏木街史社長が、新しい販社を獲得する策を話してくれました。(佐相彰彦)
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<解剖!メーカー流通網>ポリコムジャパン 遠隔会議ニーズが高まるメールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.10.13」より