中国人に聞くと、「中国のテレビは面白くない」といいます。中国政府の統制が利いて、プロパガンダが目立つことが理由のようです。現地でテレビを見ると、バラエティ番組もそれなりにありますが、ニュースは論説が控え気味です。
テレビが娯楽とはいえない中国。一方で、インターネットの世界は、テレビよりは自由でコンテンツも豊富。中国の方々はネットが大好きのようです。BCNと現地調査会社「インフォブリッジ」が行った家電利用調査では、パソコンを2台以上をもつユーザーが3割程度に達していました。
中国内のネットの世界で、いま最もホットなのが、EC(電子商取引)だそうです。日本のヤフーや楽天が進出したのも、大きな市場があると判断したからでしょう。とくに日本の製品は、富裕層向けを中心に多く取引され、人気が高いということです。
BeB協議会などが中国大手ポータルサイト「SOHU」と組み、日本製品のネット流通をつくるのは、そんなところに理由があります。(谷畑良胤)
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中国ポータル「SOHU」に日本製の高級贈答品サイト開設、BeB協議会と中国ITベンダーメールマガジン「Daily BCN Bizline 2010.11.19」より