ビーコンITとビーエスピーの製品技術交流を目的とした「Beaconユーザー会」の中国・上海市にある「上海ITフォーラム」(中村健一代表=NECフィールディング)が、1年間の上海準備室を経て、2009年4月に上海ITフォーラムとして正式に発足した。月1回程度、情報交換会やテーマを絞った研究会を断続的に開いている。

 フォーラムに参加しているのは、上海市内に拠点を構える日系のIT企業、約60社。年2回、会員以外の日系企業を招いたセミナーと、年間を通したテーマに基づく研究会を毎月実施している。ビーコンIT上海の湊谷政洋・元董事総経理は「日本のユーザー会とは若干異なり、中国で事業展開するさまざまな業種、業務、IT環境のメンバーが集まる人脈形成の場。中国で事業展開するための知識交流と情報交換を主な目的としている」という。

 月1回行っている研究会では、年間のテーマを決め、議論を深めている。2009年度の研究テーマは「@中国」。中国と日本で異なるIT事情を議論し、セキュリティ面などの問題点を語り合った。

 2010年度は、09年にサービスを開始した中国の「3G」を取り上げ、中国的コンテンツや端末、利用事情などを研究している。「日本では、携帯電話でメールしたり、地図を見て訪問先を確認したりすることは当たり前だが、中国ではまだそういう状況にない。中国で、3G環境を使ったどんなビジネス利用があるかを研究している」(湊谷・元董事総経理)という。(谷畑良胤)

上海ITフォーラムの活動状況を語るビーコンIT上海の湊谷政洋・元董事総経理。今月中には日本に帰任するという