2011年は、大手SIerの合併が相次いだ年でした。その代表として挙げられるのは、日立電子サービスと日立情報システムズが合併して生まれた日立システムズと、住商情報システムとCSKが統合して誕生したSCSK。年商でいえば、どちらも約3000億円規模です。
大手SIerの年商をみてみると、NTTデータが1兆円でダントツのトップ。その下に、日立システムズやSCSK、伊藤忠テクノソリューションズ、野村総合研究所といった年商3000億~3500億円のSIerが10社ほど存在する状況です。
これらのSIerを長く取材している担当記者は、この“第二集団”を「3000億円クラブ」と名づけ、各社の動向やトップの考えをていねいに追いかけてきました。
大手企業の合併が同じ時期に複数起きたのは、決して偶然ではありません。3000億円クラブの社長が今、何を考えているかを記事にしました。担当記者、渾身の一本です。(木村剛士)
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SIer二番手グループ 再編の気運が高まる 「3000億円クラブ」解散かメールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.1.20」より