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垂直統合型製品の「理想と現実」

2012/07/25 15:26

 IBMの「PureSystems」やオラクルの「Exaシリーズ」に代表される垂直統合型の情報システムが注目を集めています。ハードとソフトを融合し、シンプルなシステム構成を実現する垂直統合型アーキテクチャは、決して新しいものではありません。しかしここ数年、システムが複雑化して企業のIT予算の大半を運用コストが占めるようになったことで、IBMやオラクルなど、大手のITベンダーは、構築・運用費を抑えられる垂直統合型システムを有望商材とみて、開発に力を入れています。

 構築・運用のコストを削減し、浮いたIT予算は経営改善をサポートするツールに――。ITベンダーはこうしたメリットを訴求し、ユーザー企業に垂直統合型システムの導入を提案しています。4月発表の「PureSystems」は、まだ導入事例が明らかになっていませんが、オラクルの「Exaシリーズ」は、大手企業を中心に着実に採用が進んでいるそうです。

 調査会社のIDC Japanは、垂直統合型製品利用状況調査の結果を発表しました。そこでは、ユーザー企業が実際に導入する製品とベンダーが提供する製品との間に、ギャップがあることが明らかになっています。垂直統合型製品での「理想と現実」――。リンク先の記事では、調査の要点をまとめています。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
IDC Japan、国内サーバーの利用状況調査、垂直統合型製品での「理想と現実」が明らかに
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.7.25」より
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