昨年末、携帯電話会社が連名で「大晦日から元日の約2時間は『おめでとうコール・メール』はなるべく控えて」というアナウンスを行いました。毎年恒例ですので、慣れているといえば慣れています。でも、冷静に考えると、日本の人口よりもはるかに多い数億単位のユーザーを抱えるFacebookやGoogleから、「利用を控えて」という案内が来た覚えはありません。日本の通信キャリアは、毎年のアナウンスに後ろめたさや技術的な劣等感を覚えないのでしょうか。
東日本大震災のときも、大混乱のなかでFacebookやSkype、Googleにどれだけ助けられたことか……。一方、携帯電話は、通話はもちろん、携帯メールも、ウィルコムを除いてほぼ使いものにならならなかった記憶があります。
1月17日、米国のOpen Compute Project (OCP) の日本での活動を推進する「オープンコンピュートプロジェクトジャパン」が設立されました。米Facebookが提唱し、最も効率のよいITシステムを設計・提供する技術団体です。日本の通信キャリアには、こうした団体の活動を通じて米国の先進的なコンピューティングを学び、まずは「恥ずかしい」という自覚をもつことから始めてほしいものです。(安藤章司)
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吉田桶樽商店 Facebookで積極的に情報交換メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.1.24」より