法人向けのハード販売は厳しいといわれ続けていますが、販売が堅調な製品があります。それがプロジェクター。富士キメラ総研によれば、2012年のプロジェクター販売は前年比2ケタ増。教育機関やイベントホールなどでリプレース需要が相次いでいます。
一般のオフィスでは、これまで超小型モデルの新規需要が出ていました。営業担当者が取引先などに持ち運び、パソコンなどにつないでプレゼンを実施するような利用シーンによって、ニーズが高まりつつあったのです。最近は、どこに設置してもはっきりと映る会議室向けモデルが注目を浴びつつあります。また、教育機関やイベントホールなどでの需要も依然健在です。
プロジェクター市場でトップシェアを誇るエプソンが、常設型モデルの新製品を3月29日に発売します。幅広い企業を獲得するために、ラインアップは9モデル。一般オフィスはもちろん、エプソンが後発となるイベントホールなど大規模施設も攻めていきます。会見では、需要を確実に獲得する策を披露しました。(佐相彰彦)
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エプソン、法人向けプロジェクターの新製品、設置のしやすさを武器に5000台の販売へメールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.3.18」より