SIerが相次いで2013年3月期の決算を発表しています。収益の状況は各社さまざまですが、総じていえるのは、増収増益を継続したSIerが多いということ。とくに、アジアを中心に海外事業を手がけるSIerは成長しています。また国内市場についても、「緩やかではあるが、企業のIT投資意欲が高まり、回復している」と、決算会見で経営者やキーマンの多くが口にしていました。SI業界に明るい兆しあるのは間違いありません。

　NECネッツエスアイも増収増益を達成。しかも利益に関しては営業利益、経常利益、最終利益のすべてで過去最高を記録しました。同社の主戦場は国内市場で、社会インフラが主要事業ですが、新しいビジネスにも力を注いでいます。決算会見で、和田雅夫社長が今後を語りました。（佐相彰彦）

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