自分の姿は自分ではなかなかわからないもの――。世界中のSIerやISVと交流が深く、米アマゾンウェブサービス(AWS)でビジネスパートナー支援を担当しているテレンス・ワイズ ゼネラルマネージャーに「日本のSIerはどうですか?」と聞いてみました。
今週、「AWS Summit Tokyo 2013」開催のタイミングで来日したワイズ氏は、「日本のSIerは意欲的で高い技術をもっている。とくに基幹業務システムの構築技術は天下一品だ」と高く評価しています。
しかし、その一方で、「課題があるとすれば、狙うべき市場に、すばやく、正しい商材をもっていくスピード感だ」と、ややもすれば基幹系システムに偏重しがちな日本の情報サービス業の現状を的確に言い当てました。
見方を変えれば、国内だけでなく中国やASEANでも、日本のSIerがもつ強みに、的確なマーケティングと最適な商材、それにスピード感をプラスすれば、十分な国際競争力を発揮できるということ。ぜひとも実践したいものです。(安藤章司)
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アマゾンウェブサービス(AWS)、NRIとアイレットが「プレミアパートナー」に参画メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.6.6」より