中国で活躍する日系企業の一つにイトーヨーカ堂があります。北京や成都に出店していますが、なかでも成都の店は世界のイトーヨーカ堂でトップの売上げを記録しました。中国事業の責任者、三枝富博常務にインタビューする機会がありました。
三枝常務は「お世話になっている」という気持ちで中国ビジネスに臨んでいるそうです。お客様や地域と、いかに信頼関係を築いていくかという根っこの部分でサービス向上に力を注ぎ、それが結果として収益を生んでいます。
インタビューで最も印象に残ったのは、反日デモへの対応です。根っこの部分を考えていたからこそ自然と出た対応で、非常に感銘を受けました。そして、改めてイトーヨーカ堂が中国で成功している理由がわかりました。温和な口調のなかに熱い志があり、一つひとつの言葉に重みを感じたインタビューでした。(佐相彰彦)
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<中国で活躍する日系企業のキーパーソンに聞く>イトーヨーカ堂 三枝富博 常務執行役員 中国総代表中国室長――地域に根ざしたビジネスを心がける お客様と信頼関係を大切にメールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.7.1」より