皆さんは、サッカーJ2の松本山雅FCにどんなイメージをおもちでしょうか。J2昇格2年目のフレッシュなクラブで、全国的な知名度はそれほど高くないといっていいでしょうが、少しでもサッカーに興味がある人にとっては、かつて日本代表でセンターバックとして活躍した松田直樹選手が、晩年所属したチームとして記憶されているのではないかと思います。
2010年暮れ、長年所属した横浜F・マリノスから戦力外通告を受けた松田選手は、当時、JFL所属だった松本山雅FCに入団。J2、そしてJ1昇格に向けてチームを引っ張る存在として、これまでとは別のステージで新たなサッカー人生を歩むことになりました。
しかし、2011年8月4日、練習中に突然倒れた松田選手は、そのまま帰らぬ人となりました。彼の活躍をリアルタイムで見ていた世代として、かなりの衝撃とともにそのニュースを受け止めたことを覚えています。
先日、幸運にも、松本山雅FCのオフィシャルパートナー、そしてユニフォームの胸スポンサーであるエプソン販売がマッチスポンサーになったJ2第22節・松本山雅FC対水戸ホーリーホック戦を取材する機会を得ました。
IT専門紙の記者としては、Jリーグの試合をピッチレベルで取材できる日が来るとは思ってもいませんでしたので非常に感激したのですが、実は最も印象に残っているのは、松本山雅FCのサポーターが、松田選手の横断幕をいまでもしっかりとスタンドに掲げていたことです。少し、涙腺が緩みました。(本多和幸)
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エプソン販売 J2松本山雅FCをパートナーとして支援 「エプソンデー」で多彩なイベントを開くメールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.7.30」より