ITの利活用に積極的な佐賀県武雄市が、今度は教育分野で新たなチャレンジを始めます。それは「反転授業」。タブレット端末とデジタル教材を活用して、生徒に自宅で予習してもらい、授業を実施するという教育形態です。
「反転授業」は、詰め込み型の教育とは一線を画し、授業では従来よりも一歩踏み込んだ内容を教えられるので、生徒の学力向上が期待できるといいます。米国では、「反転授業」を実施する教育機関が増えており、米教育省の調査結果では、従来の授業より高い効果が出ています。
日本の公教育では、今回の武雄市が初めての事例。米国で成果を出したモデルが、日本に浸透するとはかぎりません。どれほどの学力向上を図ることができるか。成果は未知数でしょう。
予習の取り組み状況に差が生じて、授業についていけない生徒がでないか、心配はあります。ただ、日本の学力の底上げするために、ITは欠かせないはず。Facebookの活用など、ITの利活用で「全国初」に挑んで成果を出してきた武雄市だけに、期待は高まります。「反転授業」でも成果を出して、日本の教育界に革命を起こしてくれることを期待しています。(真鍋武)
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タブレット端末で予習、佐賀県武雄市の市立小学校で「反転授業」試行へメールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.10.4」より