3月も下旬になり、だいぶ温かくなってきました。何よりうれしいのは、もう部屋の暖房を入れなくてもいいこと。暖房で冬の間ひどかった肌の乾燥が治るし、光熱費がぐっと下がるのも、春をありがたく感じる理由の一つです。
このあと数か月で、多くの企業でノーネクタイやノージャケットがOKのクールビズが始まるでしょう。ITベンダーは、クールビズを切り口に、データセンター(DC)を運営する企業に、DCのファシリティとIT機器を監視・管理し、最適な電力使用につなげるデータセンター・インフラストラクチャー・マネジメント(DCIM)を提案してみてはいかがでしょうか。
DCは、節電がサービスの価格に直結します。DCIMにくわしい業界関係者によると、不要なサーバーをシャットダウンして発熱を抑え、空調の温度を1°C上げれば、電力費を4%下げることができるそうです。DCIMを駆使して、動いていなくてもいいサーバーを発見すればするほど、電力費は低減できるというわけです。
販社は、DCIMツールを提案するために、IT機器だけではなく、照明や空調といったファシリティにも精通する必要があります。メーカーは、このところDCIMのポートフォリオを取り揃えて事業を拡大しています。販社は構築の腕を磨いて、いち早くDCに「この夏は、クールビズでいきましょう」と提案すれば、商機をつかむことができるでしょう。(ゼンフ ミシャ)
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シュナイダーエレクトリック DCIMに力を注ぐ ソフトウェアパートナーを獲得メールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.3.26」より