出張で『週刊BCN』編集長の畔上文昭が上海に来ています。畔上編集長にとって、中国本土の土を踏むのは今回が初めて。上海の感想について聞くと、『歩道を歩いていても、電動バイクが所構わず横切ってくるので危険』とのことでした。
上海では、ガソリン式のバイク以上に、電動バイクが普及しています。電動バイクは、外見は原動機付き自転車に瓜二つですが、電気を使用しているのでエンジン音がせず、とても静か。騒音に悩まされることはありませんが、歩道を走らせる運転手が多く、無音で歩行者に後ろから近づいてくるので、接触する危険性が高いのです。
上海に住んでいる自分にとっては、こうした電動バイクは日常ですが、初めて上海を訪れた畔上編集長にとっては珍しい光景。ここに、海外現場の担当者と、日本の上司とのギャップを実感しました。駐在員にとっては常識のことでも、日本側は把握していないことが多いのだということです。これは、ビジネスの現場でも同じ。中国の現状をより詳しく知ってもらうために、日本本社と従来以上に密接にコミュニケーションをとる必要があると悟りました。
東洋ビジネスエンジニアリングの上海法人では、大塚博文董事長が、4月1日付で本社の執行役員グローバルビジネス推進本部副本部長に就任。日本本社と中国法人との連携を強化し、グローバルでシステムを統一したいという日系企業の案件獲得に力を注ぐ方針です。(上海支局 真鍋武)
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B-EN-G シンガポール、インドネシアに現地法人 現地サポート力を武器に メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.4.10」より