ソフトウェアによるネットワークの定義「SDN」と、ネットワーク機能の仮想化「NFV」――。この2つの違いがなかなか理解できずに苦しんでいると、あるベンダーの技術者が、分かりやすく解説してくれました。

 それは、SDNは純粋にソフトウェアでネットワークを制御し、運用の柔軟性を高めようというアプローチ。NFVはオープン環境を徹底的に追求する“オープン原理主義”的な性質が強い。

 つまり、NFVはスイッチやファイアーウォール、ロードバランサなどのネットワーク機器の機能を、オープンなIAサーバー上の仮想マシン(VM)のいちソフトウェア・アプライアンス(アプリーション)として、機能させることを目指しているとのこと。

 一方で、SDNは独自のハードウェアでしか動かない専用ソフトウェア・アプライアンスでも合格。従って、プロプライエタリなハードウェア資産を多くもつ機器メーカーは、早い段階からSDNに取り組みやすかったのですが、NFVはオープン原理主義色が強すぎて、敬遠されてきた経緯があるそうです。

 よく「SDN/NFV」と並んでいるところをみかけますが、ソフトウェア化するという点では共通しています。しかし、実は両者にはプロプライエタリを許容するか、許容しないかの大きな隔たりがあるようです。(安藤章司)

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NFVの動向 商機を見出す国内ベンダー 大手機器ベンダーとの競争に勝てるか
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.9.17」より