在任7年半を迎えた弥生の岡本浩一郎社長に、『週刊BCN』のメイン企画「KeyPerson」にご登場いただきました。あらためて就任からの道のりを振り返っていただくと、「長いですよね……」としみじみ一言。帝国データバンクの調査によれば、2014年の国内の「社長さん」の平均年齢は59.0歳ですので、これを基準にすれば46歳の岡本社長はずいぶん若いということになるわけですが、弥生以前のキャリアを含めれば社長経験は15年ほど。豊富な経験を積んだベテラン社長です。
昨年暮れ、オリックスが弥生を約800億円で買収するというニュースが話題になりましたが、オリックスとしては、岡本社長の経営手腕込みで弥生の価値を高く評価したかたちです。「一人の人間が経営のトップに座り続けるのは、健全ではないというのが就任当初からの私の一貫した主張ですし、会社が成長しながら継続していくためには、その時々で最適なリーダーシップを得る必要があると思っています」とはいうものの、オリックスとの協業の成果を出すまでが自らの責任と位置づけ、成長の基盤づくりに果敢に取り組む姿は、弥生の社員の皆さんにとっても心強いようです。(本多和幸)
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弥生 代表取締役社長 岡本浩一郎メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.12.1」より