「テクノロジーの進化こそがITビジネスの原動力」だと、ITベンダー各社は異口同音に話します。確かに技術革新で市場を創り出し、企業経営や社会をトランスフォーメーション(変革、転換)させる力こそが、ITの最大の魅力です。

 しかし、そのトランスフォーメーションに乗り遅れると、ITベンダーのビジネスそのものの首を絞めかねないのも事実。国内大手ITベンダーは、パソコンやテレビなど、テクノロジーの進化の本流から取り残された商材の整理に追われています。

 いち早くパソコンやIAサーバーを切り離し、自らのビジネスをトランスフォーメーションしたIBMですが、一方で彼らなりの“転換の苦しみ”を味わってきました。

 それでも、変革を先送りしてしまっては、冒頭の「テクノロジーの進化こそがITビジネスの原動力」の精神と矛盾してしまいます。にっちもさっちもいかなくなってからリストラで苦しむパターンを、日系ITベンダーの“お家芸”にしたくはありません。(安藤章司)

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メールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.12.17」より