中国最大のデータセンター(DC)事業者である世紀互聯(21vianet、陳昇董事長兼首席執行官)は、IBMのCloud Foundryオープンソース・プロジェクトをベースにしたPaaS(Platform as a Service)Bluemixの提供を、中国で開始すると発表した。

IBMと世紀互聯、中国でのBluemixの提供開始に行われた調印式

 IBMと世紀互聯の協業は、クラウドマネジードサービスIBM CMSの中国市場での展開に次ぐものだ。協業により、IBMがBluemixの関連技術を提供し、世紀互聯はBluemix運行のための標準アーキテクチャやサービスの運営、サポートをエンド・トゥ・エンドで提供する。

 IBMクラウド事業部のエグゼクティブバイスプレジデントRobert LeBlan氏は、「クラウドコンピューティングは、中国企業の技術革新や多くの開発者が起業するための礎石となる。中国でBluemixを提供することで、開発者にアプリケーション開発のための空間を与え、中国の産業発展に斬新な変化をもたらす。世紀互聯とのパートナーシップにより、中国市場への進出を成功に導き、Bluemixのグローバルへの展開を拡大するよいきっかけになる」と、自信をみせた。

 世紀互聯の董事長兼首席執行官の陳昇氏は、「世紀互聯は、順調に培ってきたIBMとのパートナーシップをさらに深め、中国の企業向けクラウドコンピューティングの発展に貢献したい。今後、中国国内外のクラウドコンピューティングサービスプロバイダと積極的に協力関係を結び、企業向けクラウドコンピューティング市場で、オープンなクラウドエコシステムを構築したい」と、今後の展望について語った。

 IBMの大中華区陳黎明董事長は、「中国はデジタル経済の転換期を迎え、“互聯網+”や“中国製造2025”などの国家が掲げる戦略は、開発者にとって成長・発展できる絶好の環境だ。中国市場でのBluemixの提供開始は、市場トレンドに合ったよい時期で、IBMにとって、中国のパートナーになるために新たな一歩を踏み出した。中国の政府、業界、企業に革新技術を提供する開発者とともに、競争力がある新しい時代の中国IT産業エコシステムの樹立にむけて、WinーWinかつオープンな協力関係を築いて行きたい」と期待を語った。(鄭 麗花)