オープンストリームが、訪日タイ人旅行者向けのネットワークサービスと専用のスマートフォンアプリケーションを開発し、16年1月に提供すると発表しました。私のなかでは、中国や韓国からの訪日観光客が多いイメージだったので、このニュースをみたときは「なぜタイ?」と少し疑問に思いました。
そこで調べてみましたが、日本政府観光局によると、2015年1月~11月までの累計で、70万人以上のタイ人が日本を訪れており、前年比では21%増。アジアのなかで、中国、韓国、台湾、香港に次いで5番目に多いそうです。最近は訪日外国人数が増加傾向にあること、とくに中国からの観光客が多いことは知っていましたが、タイからこれほど多くの人が日本を訪れているというのは驚きでした。オープンストリームによると、こうしたタイからの観光客や留学生の多さに加えて、親日的であることやSNSの利用率が高いことが、今回のタイ人旅行者向け飲食店情報サービス開発の背景にあるとのことです。
ちなみに、15年1月~11月までの期間における訪日中国人は約465万人、伸び率はなんと前年比109.4%(!)。東京五輪が開催される2020年に向けて、今後さらに、日本のおもてなし力が問われることになりそうですね。(前田幸慧)
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オープンストリーム、訪日タイ人旅行者向けネットサービスとスマートフォンアプリメールマガジン「Daily BCN Bizline 2015.12.28」より