日本では例年、5~6月に「Japan IT WEEK」や「Interop Tokyo」といった大きなITイベントが開催されます。ベンダーやユーザー企業の情報システム担当者などがこぞって参加し、数日間で数万人規模を集客。来場者が集中するエリアでは、通路を自由に歩くことが難しいほど、大いに盛り上がります。
お隣の中国でも、この時期には例年、各地域で大規模なITイベントが開催されています。その一つが、北京で行われる「中国国際ソフトウェア博覧会(INT’L SOFT CHINA)」です。工業和信息化部や中国軟件業協会(CSIA)などが主催する中国ソフトウェア業界では有数の展示会で、今年は約600社が参加しました。
実は、今回のINT’L SOFT CHINAには、昨年はなかった日本エリアが特設され、6社の日本のソフトウェアベンダーが出展し、中国での販路拡大につなげようとしていました。イベントは第20回目の開催でしたが、日本のソフトウェアベンダーがまとまって参加したのは、今回が初めて。このタイミングで初出展を決めた理由について、コンピュータソフトェア協会(CSAJ)理事の五十木正氏は、「中国ビジネスの風向きが変わった」と話しています。(上海支局 真鍋武)
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INT'L SOFT CHINA 2016 日本のソフトウェアベンダーが初出展 中国での販路拡大につなげるメールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.6.10」より