この間の日曜、日が暮れるころになって、1週間分の洗濯をしていなかったことを思い出しました。台風が接近しており、雨が降り始める前に洗濯物が乾くか微妙ですが、翌週に着るものが不足してしまいそうなので、ひとまず洗濯機を回して衣類を干しました。その後は、気象庁のウェブページ「高解像度降水ナウキャスト」を小まめにチェック。降水ナウキャストは向こう1時間の降水予測を提供するサービスで、2014年からはレーダー機器の更新により、さらに精度の高い「高解像度」版にアップデートされています。

 夜半、予測が「あと10分で雨が降る」という表示になったので洗濯物を取り込み始めたら、ちょうど取り込みを終えるタイミングで急に激しい雨が降り始めました。幸い洗濯物はほぼ乾いており、タオルなど吸水量が多いものだけ一晩部屋干しすることで無事に乾燥が完了。降雨開始の予測がほとんど完璧だったのは驚きでしたが、おかげでギリギリまで外で干すことができてよかったです。

 降水ナウキャストは、気象レーダー、全国の雨量計、電波で風向・風速を測定するウインドプロファイラなど、気象庁・国土交通省・地方自治体が収集した膨大なセンサデータを分析することで予測を行っています。これは官公庁のネットワーク上で実現したものですが、センサデータの分析で未来を予測するという点では、民間で取り組まれるIoTも仕組みは同じ。「IoTで近い将来の世界が見える」というコンセプトを体験したいならば、まずは毎日の空模様に注目してみるのが一番手軽かもしれません。(日高彰)

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メールマガジン「Daily BCN Bizline 2016.8.24」より