小規模事業者向けの業務ソフト市場は、近年、クラウド会計ソフトベンダーの新規参入もあり、活性化しているといっていいでしょう。彼らは金融機関と連携したFinTech的施策にも積極的で、IT業界内外から注目を集めています。誤解を恐れずにいえば、従来の業務ソフトベンダーとは一線を画す「イケてる」感を醸し出しているといえるかもしれません。

 一方で、ユーザーのバックオフィス業務を支える基幹システムを提供する業務ソフトベンダーには、事業の継続性を支えるしっかりとした経営基盤も強く求められるところです。その意味で、実績を残してきた老舗ベンダーの存在価値も、依然、決して小さくはありません。設立25周年を迎えたBSLシステム研究所の小野秀幸社長へのインタビューでは、「愚直に顧客に寄り添う」という姿勢の価値について、あらためて考えさせられました。(本多和幸)