矢野経済研究所の市場調査結果によれば、FinTechの立ち上がりを先導したのは、freee、マネーフォワードといったスモールビジネス向けクラウド会計を提供するスタートアップ企業でした。業務アプリケーションの領域にとどまらず、金融機関と連携したFinTechサービスを先駆けて市場に投入しているのも、おそらく皆さんご存知でしょう。

 こうした動きが、少しアッパー層の中堅中小企業向け業務ソフト市場にも波及してきました。老舗業務ソフトベンダーの応研が、同じ市場の競合ベンダーに先駆けて、FinTechの新しいサービスをリリースしています。業務ソフトベンダーも、FinTechをR&Dに取り込むのがあたりまえになっていくのか、同社の試みの成否は、その試金石になるかもしれません。(本多和幸)