「ワールドクラスの臭い食べ物」といえば、なんといってもシュールストレミングが有名です。塩漬けにしたニシンを缶詰にして発酵させたものですが、現地スウェーデンでも、開封時は汁が飛び散って部屋ににおいが染みついてしまうおそれがあるため、屋外で開け、屋外で食べることが多いとか。いつかは体験してみたいような、してみたくないような……。

 お隣の韓国には、このシュールストレミングに次いで、世界で二番目に臭い食べ物ともいわれる料理が存在するというのも、比較的知られた話ではないでしょうか。そう、ご存知?「ホンオフェ」です。ガンギエイの切り身を発酵させた食べ物なのですが、先日、出張で初めて韓国を訪れ、ホンオフェを食す機会を得ました。

 豚肉の切り身やキムチとともにレタスで巻いて食べるのが一般的だそうで、そのスタイルを試してみました。口に入れると、つけ合わせの比較的濃いはずの味を突き破って、強烈なアンモニア臭が鼻に抜けるような感覚。しかし現地の方のお話では、「このホンオフェのにおいは10段階で2くらいのレベル」とのこと。私はホンオフェの真の恐ろしさの片りんをみたに過ぎないのかもしれません。ただ、臭い臭いとばかり書いているようですが、マッコリとの相性はばっちりでしたので、未経験の方はぜひお試しください。(本多和幸)