米オラクルは近年、総合クラウドベンダーへのビジネスモデル転換を急ピッチで進めています。直近の2018会計年度第1四半期決算でも、クラウドへの力の入れようが成果につながっている様子がみてとれます。売上高は前年同期比7%増の92億ドルで、そのうちクラウド商材は同51%増の15億ドルという規模に達しています。また、2017会計年度の通期決算で、クラウド商材が新規ライセンスの売上高を初めて上回ったのも象徴的です。

 そんな同社の年次プライベートイベント「Oracle Open World 2017」が、先日、サンフランシスコで開催されました。ラリー・エリソン会長兼CTOの歯に衣着せぬ発言は今年も健在というか、例年以上の熱量で、クラウド市場の盟主・AWSへの対抗心を吐露した印象です。オープニングキーノートでは、「オラクル史上もっとも重要な技術革新」と位置づける自律型(Autonomous)データベースについて、たっぷり1時間を使ってプレゼンしました。この製品が、クラウドビジネスでのオラクルの切り札になるのでしょうか。(本多和幸)