今年も盛り上がった「独身の日（双11）」の大規模ECセール。私も割安で商品を購入しようと試みた。お目あては「天猫精霊」。アリババグループが開発したAIスピーカーである。通常は499元で販売しているが、「双11」では特別に99元で販売するといううわさを聞きつけていたのだ。安い!

　売り切れ必至とみて、セール開始直前の10日23時58分にPCをスタンバイ。日付が変わり、すぐさま「天猫精霊」のページにたどり着いた。しかし、価格は499元と表示されている。どういうことだ。調べてみると、「天猫」の一般会員が99元で購入するには、優待券を手に入れる必要があると判明。その獲得条件は、なんと合計1000元以上の商品購入ッ!?　これには焦った。財布に余裕はない。他に予定していた商品を購入しても、合計400元程度に過ぎないのだ。結局、一度考え直そうと思い就寝した間に、売り切れてしまった。

　もっと事前に情報収集して戦略を立てておくべきだった。「双11」は消費者にとって戦争なのだ。