中国の新聞やテレビなどでは、米国との「貿易戦争」が毎日のように報じられています。互いに関税を掛け合い、両国の対立は泥沼の様相を呈しています。関税が上がったことに伴い、中国国内で販売されている一部製品について、値上げの動きが出ています。今後、生活にも影響が広がる可能性があり、心配は募るばかりです。

 IT業界でも、米中の関係が話題になっています。通信機器大手のZTEは8月末、上半期の業績を発表しました。前年の同じ時期は黒字でしたが、米国からの経済制裁の影響で、今期の最終損益は1270億円の赤字となりました。同社は、下半期は第5世代移動通信システム(5G)向けのビジネスに力を入れる方針ですが、中国国外では不安要素もあります。V字回復か、それとも、さらなる打撃を受けるのか。今後の推移には要注目です。(上海支局 齋藤秀平)