日本オラクルが中堅・中小企業をターゲットとした営業体制を強化しました。東京本社内に新たな営業拠点「Digital Hub Tokyo」を開設し、オンラインのコミュニケーションツールを活用しながら、全国の中堅・中小企業に向けてクラウドサービスの提案を図ります。

 オラクルはエンタープライズソフトウェア企業として老舗中の老舗ですが、それだけに、大企業向けの高価な製品を販売しているというイメージが定着しています。しかし、多くの製品がクラウドサービス化され、中堅・中小企業にも最新のテクノロジーを提供可能となったことから、この市場の攻略を本格化します。

 戦略の中心は、中堅・中小企業のITおよびビジネス革新を支援することですが、オラクルにとってもこの市場は新たなチャレンジであり、自身にもビジネス革新が求められます。「レガシーで高いオラクル」という見え方を払拭するため、この部門を統括する役員は、スーツでの出社をやめ、毎日ノーネクタイにジーンズの装いとしています。「会社の中に別会社をつくる」意識で立ち上げたという新組織が、日本の中堅・中小企業の心をどこまでつかめるか、注目です。(日高彰)