あらゆる業界で人材不足が叫ばれる中でも、慢性的な人材不足に陥っているといわれるのがコールセンター業界。実は私、学生の頃にそのコールセンターでアルバイトしておりました。今思い返してみれば、人が足りないこと以上に定着しないことの方が深刻だったのではないかと思います。そう強く感じたのが出だしの研修期間でした。1日目には15人いた派遣社員が2日目には10人になり、その次の日には8人に。結局、1週間の研修を無事に終えられたのは半分以下の7人でした。

 企業からしてみれば新人の定着率が1週間で50%というのは恐ろしい話ですが、ベテランの先輩に聞いたところ「間々あること」なのだそう。最近では電話に慣れていない人が増え、状況に拍車がかかっているようです。もともと従業員へのストレスが大きい業務であるだけに、労働者側から見たイメージはあまりよくありません。人材確保の面から見ても労働環境の改善はますます重要になっていくでしょう。(銭君毅)