10月、グーグルの企業向け統合クラウドサービス「G Suite」が、「Google Workspace」に名称変更されました。さらに前の名称である「Google Apps」からG Suiteに変更されたのが2016年9月でしたから、ずいぶん頻繁なリブランドだと思いますが、それだけこの製品には強い思いがあるのかもしれません。

 同社は今年7月、Gmailの画面を刷新してチャットやウェブ会議との統合を進めていく旨を発表していましたが、Google Workspaceになってからの機能強化も方向性は共通。文書編集などのいわゆるオフィスソフトの機能と、コミュニケーションの機能をより密に連携させることで、人と人とがもっとスムーズに協業できる環境を整備していく方針です。

 このような製品戦略をとる理由は、チームやパートナー同士がリモートワークで離ればなれになっている状態でも生産性を高めていくため――と説明されていますが、オフィスソフトとコラボレーション機能の組み合わせといえば、思い浮かぶのはマイクロソフトの「Teams」。日常の仕事のメインツールとして使ってもらうことで、自社の基盤に囲い込もうとする思惑も見え隠れします。グーグルの「対Teams」の姿勢がより明確になったように見えます。
(日高 彰)

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グーグル G Suiteを「Google Workspace」に改称