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再び需要の起爆剤になるか

2021/06/28 10:00





 マイクロソフトは25日(日本時間)、次世代のWindowsとなる「Windows 11」を年内にリリースすると発表しました。現在のWindows 10が最後のWindowsになるという方針が、同製品の出荷開始から約6年で撤回された形です。

 Windows 10の延長サポート期間は、当初より2025年10月14日(米国時間)までとなっていました。その一方で、Windows 10が現在のように大型アップデートを重ねながら継続的に提供されるのであれば、サポート期間も延びていくのではないかという期待がありました。しかしWindows 11の登場で、このサポート終了日が確定したように思います。

 Windows 11のテクノロジーはWindows 10を継承しているようですが、一部の古いハードウェアのサポートが終了されるなど、PCの買い換えをある程度後押しする要素も含まれます。また、少し気の早い話ですが、4年先にはWindows 10のサポート終了というタイミングがやってきます。IT投資がこれから再び伸びると期待される中、業界にとってWindows 11は見逃せない製品と言えそうです。(日高 彰)

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