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2年かがりで待望のDCを開設

2021/09/02 10:00





 クラウド型CRMで有名なゾーホージャパンは、この9月に待望の国内データセンター(DC)開設にこぎ着けました。DC開設によって金融機関や官公庁など国内でのデータ保管を重視するユーザー層の獲得に弾みがつくことが期待されます。

 ゾーホージャパンが求める大容量の電源供給が可能な高規格DCは、同業他社との「奪い合いの状況」(大山一弘副社長)が続いており、東京と大阪の2カ所のDCの確保まで2年近くかかったそうです。

 今年で設立20周年になるゾーホージャパンは、業界に先駆けて業務アプリのSaaS化を推し進め、国内では富士フイルムビジネスイノベーションや船井総合研究所など中小企業ユーザーに強い販売パートナーを味方につけてシェアを伸ばしてきました。

 今後は、国内DCをテコに大規模なユーザー層の獲得を推し進めることで、「小規模から大規模まで幅広いユーザー層でシェアを伸ばす」(同)方針を示しています。(安藤章司)

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ゾーホージャパン 官公庁や金融業の大規模顧客開拓を本格化 東阪DC新設でデータの国内保管ニーズに応える
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